1月中旬に白谷雲水峡に行った時の森の風景をご紹介いたします。
冬でもこのような景色を見ることができるという参考にしてもらえれば幸いです。
今回は雪はありませんでしたが、寒波の後には積雪があったりもしますので十分にご注意ください。
白谷雲水峡に向かう途中のワインディングロード。下の見える集落は屋久島で一番大きな宮之浦地区。
歩きはじめてすぐに屋久島の固有種オオゴカヨウオウレンを見ることができました。
屋久島の早春を告げる花で3月ごろまで見ることができます。一日一日春が近づいているのを感じることができました。
登山道の横にはきれいな川が流れています。もうこれだけで癒されます。
時期的に終わりですがリンゴツバキの花が落ちていました。(普通のヤブツバキよりも実がリンゴのように大きくなるツバキ)
水の色にうっとりしてしまいます。
苔むす森まで行かずともいろいろなものが苔むしています。
赤茶色の樹木はヒメシャラ。屋久島の森の女王様。
スギゴケやヒノキゴケの一種。屋久島にはなんと600種類以上のコケを見ることができます。
コケに覆われた緑の世界を十二分に楽しむことができます。
根っこだらけの登山道。
もちろん、屋久杉も見ることができます。こちらは「七本杉」。推定樹齢1500年ぐらい?
苔むす森に到着。
いたるところコケ・コケ・コケ。
コケの雫は宝石のようで本当にうつくしい。
コケの胞子体(さく)。良く観察してみると小さな森のようで面白いですよ。
苔むす森を通り越してもコケの世界は続きます。
ミズゴケの一種。名の通り体の中の細胞に水をたっぷり貯えます。
屋久杉「武家杉」
休憩ポイント「辻峠」。太鼓岩まではもうすぐですが、太鼓岩では昼食をとることはできないのでこの辺りがお弁当を食べるのに良い場所です。
太鼓岩に到着。この日は残念ながら上の方が雲がかかり、展望を望むことができませんでした。
左の方にはもう少しで見えそうで見えなかった天柱石。(天柱石の真下まで行くことができるツアーはこちら→太忠岳登山ガイドツアー)
そこで、今回は太鼓岩から見える白骨樹をご紹介。自然が創り出したオブジェで姿・形がとても好きです。
この辺りは風当たりが強く、幹や枝が曲がったり、折れたり、葉っぱも飛ばされたりしながら白骨樹へと変わっていきます。
まだ、葉っぱがついているものは生きています。よく見るとカラスが止まっていました。
だいたいは森から飛び出した樹木は屋久杉が多いです。
見えませんが屋久島最高峰宮之浦岳方面の景色。
遠くには海が見えます。
冬は人が少なく、十分に緑の森を楽しむことができた屋久島白谷雲水峡でした。
おまけショートムービー。
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