今季最強寒波の影響で屋久島にも久しぶりに大雪が降りました。
その為、標高の高い主要な観光地はすべて通行止め。
そこで標高が低く、積雪の影響のない西部林道へと行ってきました。
ちなみに西部林道エリアは世界自然遺産登録地域に指定されています。
屋久島のおよそ21%のエリアとなっています。

まずはトイレ休憩もかねてウミガメの産卵地で有名ないなか浜へ。
ちなみに今はウミガメは見れません。時期は5月~8月です。

遠くには活火山の島「口永良部島」。人口は100人ほどです。他にも硫黄島も見えました。

森の中は鬱蒼としたジャングルチックな森です。
岩の上に木が生えるのが当たり前の屋久島です。

ヤクシカにも出会うことができました。警戒心が薄く、こちらも気にしながらも逃げることはありませんでした。

こちらは南国特有の植物「ガジュマル」。気根と呼ばれる根っこが岩を覆いつくしています。

下の岩が見えないぐらい根っこに覆われています。

ガジュマルの中に入れるところ。

こちらのヤクシカは逃げるどころか座ったまま反芻しています。
屋久島ではこのように動物たちの自然な姿をみることができます。この日はなぜか見かけたのはオスばかりでした。

怖い大岩に乗ると展望が開けて世界自然遺産の森を一望することができます。
人工林や人工的なものが見えない豊かな森です。

このコースは実は海の方に下りていきます。

場所によって異なるのですが、この辺りは花崗岩の岩がゴロゴロしています。

雲の切れ間から光が射してきれいでした。
この日は車で移動中は大雨が降ったり、強風だったりと心配していたのですが雨にも降られずに楽しむことができました。
この西部林道は屋久島では比較的雨が少ない所なので、悪天候の時でも意外と大丈夫だったりします。

口永良部島を眺める。

川にはオタマジャクシがいました。「雪だ。寒い!」と人間は大騒ぎをしているのに春は近づいているようです。

帰りは歩くコースを変えて、きれいな川を眺めたりしながら戻りました。
屋久島の川はどこもきれいなので水を飲むことができます。

おまけで松峯大橋からの眺めを楽しんでからお宿へと帰りました。
今回のお客様は北海道の方でした。冬は暖かい場所を求めて、北海道からくるお客様が意外と多いですよ。
大きな寒波が到来してしまいましたが、またのご来島をお待ちしております。
屋久島自然学校の世界自然遺産の森をあるくアニマルウォチングツアーはこちら。
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