屋久島も例にもれず暖冬ですが、久しぶりに山の方では雪が降ったようなので小学4年生の娘を連れて白谷雲水峡に行ってきました。
屋久島は南の島のイメージがあるようですが九州最高峰の山があったりするので、山の方では雪が積もります。
里の方ではハイビスカスの花が咲き、山に登ると雪が見ることができる面白いところです。
清流沿いの道を歩いていきます。最初の方は整備された道です。
時期的には終わりですが、足元にはツバキの花がたくさん落ちていました。
一方で屋久島の春を告げる固有種オオゴカヨウオウレンの花が咲き始めています。少しづつ春が近づいているのを実感します。
屋久島には屋久杉以外にも様々な樹木が見られます。代表的な樹木のひとつ赤い木肌が特徴のヒメシャラ。屋久島のすごいところは多様な植生にもあります。
キノコの一種「ツチグリ」触ると胞子を吐き出す姿が面白いです。足元をよく見ていないと気づきません。
屋久杉の大きな切り株。昔の人たちは屋久杉を切り倒し、人力で運び出していました。
石をつたって川を渡っていきます。時々落ちる人がいるので(笑)注意が必要です。
屋久杉「くぐり杉」。アトラクションのようで子供は楽しいようです。
屋久杉「七本杉」。根元に張り付いたコケが美しいです。
屋久杉「シカの宿」。中に入れるほど屋久杉は大きいです。
名勝「苔むす森」。一番の人気スポットですが、ここに来るまでも十二分苔むしています。
こちらも屋久杉の株の中。数百年から千年以上の屋久杉が当たり前のようにたくさん点在しているところが屋久島のすごいところです。
正面の巨木は屋久杉「かみなりおんじ」。
お腹が空いたのでお昼ご飯を食べ、太鼓岩へ。
こちらは切られずに残ったおおきな屋久杉。名前はありませんが大きいです。
太鼓岩に到着。上の段はすこし混んでいたのでまずは下の段の太鼓岩へ。斜めになっているので少し怖いところです。行く時は気をつけてください。
下の段から上の段の太鼓岩を見上げたところ。皆さんが想像しているよりは小さいみたいです。
今回の目的、冠雪した屋久島の奥岳を眺めることができました。九州最高峰の宮之浦岳は1936mあります。多くの山が見られる屋久島では手前に見える山々を前岳、奥に見える神々が住む山々(昔は簡単にいくことができなかった)を奥岳と呼んできました。
落ちないように展望を満喫しましょう。
屋久杉「女神杉」。巻き付いている木がポイントです。詳しい解説はぜひガイドツアーに参加してくださいね。ガイドと歩くといろいろなことに気づくことができて楽しいですよ。
ちなみに白谷雲水峡の登山道には雪はありませんのでご安心ください。
この時期は人も少なく快適に歩くことができます。
屋久島自然学校の白谷雲水峡ガイドツアーはこちら。
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