屋久島の動植物
屋久島の植物、生き物、コケなどを写真で紹介しています。
※専門家ではありませんので、種名など間違いがありましたらお知らせいただけますと幸いです。
●屋久島を代表する植物。固有植物や北限種の花や実などをご紹介しています。
※その他の植物などは屋久島デジタル植物図鑑にまとめています。
屋久島の町花に指定されている屋久島を代表する植物。シャクナゲを目当てに5月下旬から6月上旬に登山者が訪れます。
シャクナンガンピ。 屋久島の固有種。 黒味岳の山頂付近などで見られる。撮影時期は屋久島7月。
屋久島固有種。苔の上に可憐に咲く小さい花。
九州南部にも見られるが昔は屋久島の町花でもあった植物。
屋久島が北限
屋久島固有品種
屋久島が北限
屋久島固有種
屋久島固有種
種子島・屋久島の固有種
屋久島が北限
屋久島の海岸近くの森で見られる寄生植物。 雌雄同株。 花期は10月~11月ですが、撮影時期は1月。 花が終わり黒っぽくなってしまっている。 名の由来は鹿児島市喜入町で初めて発見されたことから。 鹿児島県純絶滅危惧種。 鹿児島市吉野町磯の自生地は、「キイレツチトリモチ産地」として 国の天然記念物に指定されている。
撮影時期は11月。
屋久島固有種
屋久島の固有品種。 いわうめ科。 鏡のように光沢のある葉っぱを持つ。 イワカガミなどに比べて非常に小さい。
屋久島の固有変種。 花之江河などの高層湿原で見られる。 花の大きさは1cmにも満たないので非常に小さい。
きく科。 屋久島の固有種。
屋久島の栗生海岸の河口付近などで見られる。 花をよく見ると分かるがハイビスカスの仲間。
●屋久島で見られるコケ。日本に産する約1600種のうち、屋久島は600~700種が生育しているコケの聖地です。
ムチゴケ科。 雫がつきやすく、屋久島の美しいコケ風景を形作る。 名のフォリーはこの種を採取したフランス人神父に由来する。
ウツクシハネゴケ:ハネゴケ科 葉はクジャクが羽を広げたようにへん平、羽状に広がる。屋久島では珍しくないが、日本の南方でのみ見られる。 撮影場所:屋久島白谷雲水峡
ヒノキゴケ科。 屋久杉の幹によく引っ付いている。 ヒノキゴケに似ているが、胞子体が茎の基部につく。 撮影場所:ヤクスギランド
撮影時期と場所:10月、白谷雲水峡
アブラゴケ:アブラゴケ科 葉は透明感があり、油をぬったようにテカテカしている。ルーペで大きな細胞を観察できる。 撮影場所:屋久島白谷雲水峡
ムクムクゴケ科。葉の表面に毛が密生して名の通りムクムクしている。
キブリナギゴケ:アオギヌゴケ科 撮影場所:屋久島白谷雲水峡
ヤマトフデゴケ:シッポゴケ科 触ると簡単に葉がとれる。名は葉の様子を筆の穂に見立てたことから。 撮影場所:屋久島ヤクスギランド
クモノスゴケ:クモノスゴケ科 名は蜘蛛の巣状に群落をつくるところから。 撮影場所:屋久島白谷雲水峡。
ハイゴケ:ハイゴケ科 コケ玉の主材料に使われるらしい。葉先が乾湿にかかわらず鎌状にまがる。 撮影場所:屋久島ヤクスギランド
ヒムロゴケ科。乾燥すると枝先が上に巻く。
ジャゴケ科。 蛇のうろこ状のような模様がある。 手でこするとハーブ?のようなにおいがする。 お株は丸い小判状の造精器をつくり、精子を噴水のように散布するらしい。 撮影時期、場所:ヤクスギランド、5月
ムチゴケ科。 茎の下から鞭のような長い枝を出す。(べんし)と呼ぶ。
スギゴケ科。 長さ5㎝以下。淡い緑色。乾燥すると強く巻く。 帽は毛糸の帽子のように毛が生えてかわいらしい。 撮影時期と場所:12月、ヤクスギランド
スギゴケ科。 コスギゴケに比べ大きく、10㎝程度。深い緑色。 乾燥するとゆるく巻く。 コセイタカスギゴケと似るが葉の基部のふちに鋸歯が生える。 屋久島ではホウライスギゴケの方が多いらしい。
ホウオウゴケ科。 ホウオウゴケに比べ小型、葉は黄緑色、葉先は丸く先端部分が突出する。 撮影時期、場所:ヤクスギランド、12月
ヤクシマホウオウゴケよりも大きく、9㎝ほどにもなる。 葉の色は深緑色から暗緑色。 ヤクシマホウオウゴケよりも色が濃い印象。
ハイヒモゴケ科。 枝から垂れ下がる代表的なコケ。 屋久島の森の空中湿度が高いことがよく分かる。 葉が扁平につき、葉先が細く糸状にのびる。
アオヌギゴケ科。 撮影:屋久島白谷雲水峡
コマチゴケ科。 全体的に丸く、葉を3列につける。 名の由来は小野小町から。 撮影:白谷雲水峡
●屋久島で見られる生き物。
本州のシカと比べ小型。
体毛が長く、小型。
椿の蜜を吸っていました。 屋久島では山小屋の食べ物を荒らすことで有名。 ヒメネズミの固有亜種。 小型でしっぽが細く長い。
人為的に持ち込まれたと言われているタヌキ。 目撃される場所が広範囲になってきました。 白谷雲水峡内で見たのは初めて。 西部林道ではため糞跡を見かけます。 撮影場所:白谷雲水峡
屋久島ではのどから腹部が鮮やかな黄色の個体が見られる
屋久島で普通にみられる。子供は尻尾が青く、とても目立ちます。
屋久島で一番よくみられるカエル。苦手な人はびっくりしないように。体が大きくヤクシマヒキガエルの別亜種とされた時期もあるが、現在は地域差だと考えられている。
撮影場所、時期:縄文杉ルートトロッコ道、4月
撮影場所、時期:縄文杉ルートトロッコ道、4月
撮影時期:5月、屋久島の海岸
ヤクシマタゴカエル。 6月に入り、山のカエルも活発に動き始めました。 撮影時期、場所:白谷雲水峡、6月
まだ小さいヤクシマタゴカエルがミミズにかぶりついていました。 撮影時期、場所:6月、白谷雲水峡
ヤクシマタゴガエルとニホンアカガエルはよく似ています。 背中にある線がまっすぐなのがニホンアカガエル、眼の後ろあたりで曲がっていればヤクシマタゴガエル。
タイドプール周辺の水たまりで発見。 雨水の多い屋久島ならでは。
国の天然記念物に指定されています。屋久島田代浜にて撮影。
屋久島の海岸付近の川辺でよく見られる。主な観光地だとトローキの滝。
雨の日に登山道を歩いていると時々サワガニが現れてくれます。 屋久島では赤茶色の個体より青色の個体が多いような気がします。 ちなみに屋久島固有種のヤクシマサワガニもいます。
屋久島に本来いるのではなく移入種だと思われているようです。 川で遊んでいたら発見しました。
マムシというと怖がる人も多いですが、屋久島でもめったに見ることはありません。 撮影時期、場所:4月、縄文杉ルート
●屋久島で海辺で見られる生き物
ムラサキオカヤドカリ。天然記念物。 撮影場所、時期:船行海岸、6月
おなかに白い斑紋が多数ある。 近づくと岩の下に隠れてしまいました。
おなかに白い斑紋が多数ある。 近づくと岩の下に隠れてしまいました。
尾びれの水玉模様と身体に斜めにはいる縞模様が特徴。 撮影:屋久島春田浜
イソギンチャクと共生する
●屋久島で見られたキノコなど ※種類が分かる方はご連絡いただけると幸いです。
胞子を吐き出す入口が口紅をぬったように赤い。 撮影場所と時期:屋久島白谷雲水峡、10月
撮影場所と時期:屋久島蛇之口滝、10月
撮影:6月、屋久島白谷雲水峡
ハラタケ科 幼菌の卵型がかわいらしい。 寿命が短いため、幸運のキノコとも言われるらしい。 撮影:6月、西部林道(常緑広葉樹の森)
撮影場所:白谷雲水峡、9月
撮影場所:ヤクスギランド、9月
撮影時期と場所:9月、ヤクスギランド
触ってもいけない猛毒キノコといわれています。 撮影場所、時期:白谷雲水峡、10月
名前の由来は、傷がつくと血のような赤い液が出る為。 かさは2~3cm。 傘の中心は赤紫色、ふちにいくにしたがって色がうすくなる。 かさのふちはきざきざしている。
以前は食用として人気があったが近年毒があることが分かったらしい。 撮影時期と場所:12月、杉の植林
撮影場所と時期:屋久島蛇之口滝、10月
撮影場所と時期:屋久島蛇之口滝、10月
撮影場所、時期:白谷雲水峡、2月
撮影場所:白谷雲水峡、8月
撮影場所:白谷雲水峡、9月
粘菌、キフシススホコリ? 撮影場所、時期:太忠岳登山道、7月 他の場所でも見かけたのでこの時期に現れやすいのかも。