屋久島の野鳥
屋久島の野鳥を写真で紹介しています。
屋久島では野鳥16目44科181種ほどが確認されています。
※専門家ではありませんので、種名など間違いがありましたらお知らせいただけますと幸いです。
●屋久島で見られる野鳥

屋久島に迷い込んだコアホウドリ。 台風とともに屋久島にやってきてしまったようです。絶滅危惧種なのでこの後無事保護されました。 撮影場所:船行

屋久島の留鳥で南方系の鳥。森の中で尺八に似た音を聞いたらズアカアオバトの鳴き声です。 撮影場所:船行

肩先に白い羽が切り込んで見える。 大体一羽でセキレイなどの近くにいることが多い。 撮影場所:安房川

ホオジロのつがい。木の枝や電柱の先にいることが多い。 オスの顔は白黒の模様で眉と頬は白色で、襟のあたりは灰色。メスは顔の黒色はうすい。 撮影場所:屋久島麦生農地

屋久島のメジロはよく鳴くのでトリモチを使い、昔はよく捕まえられていたようです。 撮影場所:宮之浦川沿い

くちばしが長く、眼と足は黄色。頭には飾り羽があるが普段はたたまれて?いる。 全体的に青灰色。 名前の由来は羽の縁が白く「笹の葉」のように見えるところから。 撮影時期、場所:2月、永田川河口

押し寄せられる波の中にいる小魚(キビナゴ?)を待ち伏せして食べていました。一時間に通った時も同じ場所にいました。

冬鳥。全体的に黄褐色で腹側は黒い斑がある。 撮影場所:宮之浦川

オスは嘴・おしりが黒く地味。メスは嘴が黄色でマガモに似るが、風切り羽が白い。 撮影場所:安房川

採餌風景。 ぷくっとしたおしりが可愛いらしい。

ツバメよりも尾が短い。 図鑑には奄美大島以南に住むと書いて あるけど屋久島にもいるみたい。 撮影場所:栗生川

屋久島を代表する冬鳥(秋から冬にかけて屋久島に渡ってくる)。 屋久島ではチチチチチッと鳴く様子からチッカとも呼ばれる。 撮影場所:船行

屋久島ではチッカの愛称で呼ばれている。鳴き声を聞くと納得の名前である。 食べ物の少ない昔は子供などもおやつがわりで捕まえていたようである 撮影場所:船行

比較的簡単に見ることができるが、警戒心が強く、大きな羽音をたてて逃げてしまうことが多い。 天然記念物。 全身黒っぽいが首のあたりが緑色の光沢がある。 撮影時期、場所:3月、船行

屋久島の山で一番見られる野鳥。警戒心がうすいのでよく近くまで来てくれる。 撮影時期、場所:3月、白谷雲水峡

白谷雲水峡やヤクスギランドの川沿いや木の洞の中などで見られる。 尾羽を上げた茶色い小さい鳥。 小さな身体からきれいな声で鳴く。

川によく潜る。 撮影場所・時期:白谷雲水峡・6月

屋久島の森の中でよく鳴き声を聞くことができるが姿はなかなか見られない。 顔に白い眉斑と黒い過眼線がある。 撮影時期、場所:2月、船行地区

冬鳥。 ビワの木に止まり、畑に落ちている種?などをついばんでいました。 撮影時期、場所:3月、庭

ジョウビタキのメス。 翼に大きな白い斑がある。 撮影場所:船行地区

ジョウビタキのオス。 警戒心が薄くその場で観察していると近くまで来てくれました。 撮影時期、場所:3月、栗生シャクナゲ公園

冬鳥。 あまり逃げることなく、庭に落ちていた木の実?をついばんていた。 撮影時期、場所:3月、庭。

日本で一番小さいキツツキ。 屋久島ではキツツキの仲間は他にアオゲラを見ることができる。 撮影場所、時期:西部林道内の森、6月

くちばしはかぎ型、尾羽は長く、よく回す、太い黒色の過眼線がメスは少し薄い? 撮影時期、場所:2月、船行地区

冬鳥。 大人の雄の首には 白い首輪、頭部は緑色の光沢がある。 尾羽の中央にある羽が跳ね上がる。 撮影場所、時期:永田川、1月

全身が黒く、くちばしと額が白い。屋久島には越冬しにきたのかな。撮影時期:12月、場所:栗生川

オオバン正面の写真。 額が白いのがよく分かります。 全身が黒く、嘴と額が白い。 撮影場所:安房川

体は丸く、小さい。 写真は冬羽。 潜ることが多い。 撮影時期、場所:3月、永田川

セキレイの仲間。 眉斑は白色ではっきりしている。 背面は緑褐色。腹面は黒色の縦斑がある。

屋久島ではよく見らえるキセキレイ。尾をふる姿が愛らしい。黄色いおなかが特徴。 撮影場所:安房川

白い顔に目の横に黒い線。 波状に飛び、長い尾っぽを振る。 撮影場所と時期:春田浜、1月

撮影場所:宮之浦川

カルガモより大きい。冬鳥。 くちばしの先に黄色い斑。 嘴が長めで、額から嘴がなめらからに続いてみえるのでオオヒシクイかな。 撮影場所、時期:永田、1月。 日本には3亜種。(オオヒシクイ、ヒシクイ、ヒメヒシクイ)

屋久島の海岸や川でよく見られる。 警戒心が薄く、近くまで逃げないことも多い。 オスはお腹が赤茶色で頭や背中などは青色をしていてなかなか美しい。 撮影場所:安房川、3月

イソヒヨドリのメス。 メスもよく見ると美しい鳥です。

嘴の先端は黄色。顔には二本の黒い線がある(過眼線と頬にうすい線)。足は赤褐色。 撮影場所・時期:春田浜、2月

カモ類で一番小さいカモなのでコガモ。 オスは写真のようにカラフルな色彩。 撮影場所・時期:春田浜、2月

トビより小型。 尾羽が丸く、腹面は白っぽい。写真はこちらを向いているが背中側。 撮影時期、場所:3月、永田

屋久島の里・海岸線でふつうに見られます。風が 強い屋久島では風に乗るのに苦労している姿を見るときもあります。

海岸で休憩中? 撮影場所:宮之浦川

全国で普通に見られるハト。森の中などでデッーデッーポーポーと鳴く声がよく聞かれる。 撮影場所:船行

幼鳥のためか首に特徴の縞模様がありませんでした。 撮影時期、場所:2月、船行

撮影場所:安房川

繁殖期になるとカワウは頭などが白くなるようです。 この二羽はつがいかな? 撮影時期、場所:春田浜、3月

カワウとよく似ている。 上羽の光沢の違いやくちばしの黄色い部分がとがるとがらないなど。 警戒心が強く、近づくとすぐに逃げてしまう。 撮影場所・時期:松峰下の海岸、2月

カルガモの飛翔シーン。 撮影時期、場所:3月、永田川

幼鳥。旅鳥。 撮影時期、場所:10月、安房川河口。

留鳥。 全体的に灰色で尾が長く、頬には褐色の斑がある。 撮影場所:宮之浦川沿い

果樹の実を狙っていることが多く、農業被害が出ている。 撮影場所:屋久島民家、12月

誰でもご存知の鳥ですが、生ごみなどが少ない屋久島 ではそれほど多くはありません。 カラスも主に二種類いるのはご存知でしょうか。 おでこがでっぱっているのがハシブトガラス、くちばしが細くおでこがなめらかなのがハシボソガラス。 撮影場所:船行
●屋久島の野鳥に関する書籍
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屋久島の野鳥 写真と文 尾上和久 南方新社 1,800円(世界自然遺産の島に生きる出会える100種を紹介。野鳥の解説のほか、探鳥地図、総目録付き)
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屋久島の野鳥ガイド 財団法人屋久島環境文化財団 880円(B6版/88ページ/176種58種について写真で解説、野鳥の名前を覚えるコツなど。屋久島環境文化財団のグッズ販売にて購入可能。)
●屋久島の野鳥に関する団体
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屋久島タカの渡り研究会(秋に訪れる主にサシバなどのタカの渡りの調査データをアップしています。)
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屋久島野鳥の会(FBにて屋久島の野鳥に関する情報交換の場)
●日本野鳥の会 会長上田圭介さんの2021年8月のトップメッセージを引用させていただきました。
「7月はじめ、ヤマガラの調査をかねて屋久島に行ってきました。屋久島ではちょうど梅雨あけになりました。
屋久島は標高1,936mの宮之浦岳を筆頭に、冬には数mの積雪がある山塊がつらなる山岳島です。
屋久島にはいわゆる固有種はいませんが、本土とは異なる鳥相を持っています。」
「たとえば屋久島には本土ではどこにでもいるシジュウカラがいません。そのかわり山の上の方にはヒガラがいます。コマドリやミソサザイも標高の高いところに生息しています。低地林では、夏にはリュウキュウキビタキ(本土のキビタキの亜種)やサンコウチョウ、アカショウビン、ヤブサメ、ホトトギスもやってきて繁殖します。
隣の種子島にはヒバリが生息しているのに屋久島にはいないこと、またホオジロの繁殖分布の南限であることなど、生物地理学的にはとてもおもしろい島です。」
「屋久島の低地の常緑広葉樹の森はヤマガラたちの天国です。どこに行ってもキビタキの声に混じって、ヤマガラの巣立った若鳥たちの声が聞こえていました。ヤマガラが好きなエゴノキも本土のものより大きめの実をたくさんみのらせていました。」