屋久島のガイドがおすすめする冬におすすめするトレッキングコース5選

更新日:1月23日

南の島のイメージが強い屋久島かもしれませんが、冬には山の方ではかなり雪が積もります。(例年12月下旬から2月頃まで)

今年度は年末年始の大きな寒波で現在でも白谷雲水峡やヤクスギランドなどでは30cm以上の積雪が見られます。

また、年末年始にかけて冬山登山に関する遭難事故が2件発生しています。

一件は屋久島で二番目に高い山永田岳(標高1886m)での滑落事故、もう一件は標高1500mの新高塚小屋から積雪により動けなくなり、ヘリコプターで救助されています。

※参考情報:環境省アクティブレンジャー日記「日本100名山・宮之浦岳の冬山登山について」

その為、雪山登山をするための装備や技術、体力が必要になりますので十分気を付けてください。少しでも心配がある方はガイドを雇っていただくのが安全です。

また、登山口へと向かう道も路面凍結と積雪により通行止めとなってしまい、標高の高い山には行くことができなくなってしまいます。

※通行止めに関しては事前に鹿児島県道路通行規制情報をご確認ください。

そこで積雪の影響を受けづらく、冬でも楽しめるトレッキングコースをご紹介いたします。

冬、積雪の見られる白谷雲水峡苔むす森
白谷雲水峡の苔むす森(2021年1月2日撮影。まだ雪が少ないほうです。これぐらいであれば緑も見れて十分楽しむことができます))

積雪が少なければ一番おすすめ! 屋久島を代表する苔むした森「白谷雲水峡」


屋久島の主要な観光地を標高別で紹介すると白谷雲水峡入口600m、ヤクスギランド入口1000m、縄文杉1300m、宮之浦岳につながる淀川登山口1365m、宮之浦岳1936mです。

見ての通り白谷雲水峡は一番標高が低く、積雪の影響を受けづらいところにあります。

そうは言っても大きな寒波が来た時には道が通行止めになり行けなくなることもありますが、大体は行くことができます。

積雪が多い時でも入口から近いところで二代大杉や弥生杉などの大きな屋久杉もみることができます。

とりあえずここを見てもらえれば屋久島らしい森を堪能することができます。

冬の白谷雲水峡の二代大杉
白谷雲水峡の二代大杉(こちらは2021年1月3日撮影)。足元には雪があります。

ちなみに一番有名な縄文杉コースは木道が多く、凍結によりすべりやすいです。その為、冬山の装備や技術が必要ですのでガイドを雇っていただくか(雪がない時に比べさらに体力が必要となりますので雪の状態によっては縄文杉までたどりつかないこともあります)、白谷雲水峡にコースを変更することをおすすめします。

屋久島自然学校の白谷雲水峡トレッキングツアーはこちら。

ブログにて屋久島白谷雲水峡ツアー風景なども紹介していますのでよろしければご覧ください。


世界自然遺産の森をあるく西部林道トレッキング

屋久島と言えば世界自然遺産で有名ですが、屋久島全部が世界遺産ではありません。屋久島の面積の内約5分の1にあたります。

また、世界自然遺産になった理由も①屋久杉の天然林が見られることだけではなく、②「植生の垂直分布」(標高による植生の変化が顕著に見られること)、③照葉樹林が広範囲に原生状態で残っていることなどが挙げられます。

①は知っているけど、②③は知らない人が多いのではないでしょうか?

その中で②と③の条件を満たしているエリアが屋久島の西部に位置する西部林道と呼ばれる場所になります。

人間よりも動物の方が森が豊かなことを知っていて、屋久島で一番ヤクシマザルやヤクシカが多く生息しています。

レンタカーで通り過ぎるだけでも動物を見ることはできるのですが、森の中に一歩足を踏み出せば新たな発見と屋久島のイメージ(屋久杉や苔むした森)とは違った森があることに気づくはずです。

屋久島世界自然遺産の森で休憩
屋久島世界自然遺産の森で休憩。人にも出会わず貸し切りの森。

屋久島自然学校の世界自然遺産の森あるき西部林道ツアーはこちら。

ブログにて屋久島西部林道ツアー風景なども紹介していますのでよろしければご覧ください。