今週見られた屋久島白谷雲水峡の風景をご紹介いたします。春らしくなってきた屋久島の景色を楽しんでいただけると幸いです。
標高600mの白谷雲水峡に向かう際のワインディングロード。屋久島の宮之浦集落を見下ろすことができます。
サツマイナモリの花が水辺に群生していました。
屋久島を代表する花、サクラツツジ。本来はもう少しあとの時期に咲き始めるのですが、日当たりの良いところではすでに咲き始めています。
こちらは屋久島のカエデ、ヤクシマオナガカエデ。屋久島の固有種です。
新芽はまだ赤く、時間とともに緑色になってきます。
ニョキニョキとタケノコのように伸びてきている植物はマムシグサ。
茎の模様が蛇のマムシを連想させるところからきています。
茎の皮?の部分からきれいに畳まれた花と葉っぱが少しづつ展開していきます。
そして、赤い独特な果実をつけて枯れていきます。こちらは冬に見られた果実が残っていました。
マムシグサのライフサイクルをいっぺんに見ることができるのは今の季節だけです。
白いイチゴの花も咲いていました。
白谷雲水峡は名のない場所でもコケが広がっています。
こちらは有名な苔むす森。岩の上にもコケが広がっています。
そして今、一番目を引く花はオオゴカヨウオウレン。
コケの上などに生えています。あまり大きくはないので気づかない人もいるかもしれません。
屋久島の春を告げる花なのでこの花を見るとうれしくなってきます。
太鼓岩に到着。この日は天気がもってくれて屋久島で一番高い山・宮之浦岳を拝むことができました。
島とは思えない山の深さと山の多さです。
森の中に日が差し込んでくると本当に綺麗です。写真で写しとるのはなかなか難しい。
例年より観光客が少ない屋久島。森の中に入れば新鮮な空気と人も少ないので快適なトレッキングを楽しむことができます。
屋久島までの交通機関には十分注意が必要かと思いますが、この機会に自然が多く、人の少ない屋久島に来ていただくのも良いかもしれませんね。
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