GWに義母に教えてもらいながら「あくまき」作りを楽しみました。
あくまき(灰汁巻き)とは、南九州で端午の節句に作られる郷土のお菓子です。
もち米を灰汁(あく)で炊くことで独特の香りと食感があるので少し好き嫌いが分かれるかもしれません。イメージとしてはわらび餅に近いように思います。
ちなみに残念ながら屋久島のお土産屋さんに売っているようなものではなく、その季節のお菓子です。
まずはもち米を入れる竹の皮をペットボトルぐらいの長さに折っていきます。
昔は作るのは大変だったと思いますが、今では竹の皮や灰汁などが地元のスーパーなどで売られています。
もち米を竹の皮の中に入れていきます。もち米はすこし黄色く色づいていますが、前の晩に灰汁につけておいています。
もち米がはみ出してこないように竹の皮をちぎった紐で三か所縛っていきます。
微妙に形・長さの違うあくまきができましたがそれも味があってよいです。
ちらかった感じなのは臨場感があって良いかな。
3時間ほど煮込みます。最初聞いたときは「3時間!」と思いましたが、簡単においしいものが手に入ることに慣れてしまっている自分を戒めないといけません。
やはり苦労した分、いつもよりおいしく頂けました。苦労したのはほとんど義母ですが・・・ありがとうございます。
ちなみに後ろに移っている愛犬は、すでに17歳。耳も遠く歩き方もぎこちなくなってきてますが、我が家の癒しのアイドルです。
出来上がりをチェック中。あくまき自体には味はなく、独特のにおいがあります。
完成。あくまきはミネラルを含むアルカリ性食品で日持ちがよく、西南戦争で西郷隆盛が保存食として利用したともいわれています。
食べ方はそれぞれですが、我が家では三温糖ときな粉をまぶして食べています。
今回は食育も兼ねて子供たちにも手伝ってもらいました。あくまきに限らず屋久島の味や伝統を伝えていけたらと思います。
興味のあるかたはご覧ください。
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